自動運転はどこまで進歩するのか?運転を楽しみたいという欲求も多いが
2018/08/19
最近、高齢者の自動車事故のニュースがよく流れますよね。
アクセルとブレーキを踏み間違えてコンビニに突っ込んだとか。高齢者になれば特に注意しないといけませんね。
しかし自動車事故は高齢者に限ったことではありません。人間である以上誰でも事故を起こす可能性があります。
そこで最近では『自動運転』技術の開発がさかんに行なわれています。
交通事故の原因は人間にある?
交通事故の原因の90%以上がドライバーのミスによるものだとう統計があります。
日本では交通死亡事故は減少傾向にあるとはいうもののいまだに年間約4100名の命が失われています。この人間のミスを少しでも補おうという考えとさらには完全自動化も視野に入れた技術開発が進んでいるということです。
自動運転にも段階がある
米国の国家道路交通安全局(NHTSA)が定義した自動運転の定義があります。
それによると5段階に分けられています。
レベル0:車の運転に関してコンピュータが介在しない状態
レベル1:自動ブレーキやクルーズコントロールのように部分的にコンピュータが介在する状態
レベル2:操舵(ハンドル機能)が複合的に加わった状態
レベル3:半自動運転。条件次第ではドライバーは監視義務から開放可
レベル4:完全自動運転
現在はレベル2の段階ですが、確かにレベル1のクルーズコントロールのようなものは商品化されていますね。今後レベル4の完全自動化に向けて各国、各自動車メーカーの開発競争が活発化していくのでしょう。
ホンダ、2020年に高速入り口から出口まで自動運転
ホンダは2020年までに、進入や車線変更など高速道路の入り口から出口までの自動運転を実用化すると発表しました。
車の割り込みにも対応。まだハンドルを握る必要はあるものの「自動運転の先駆け的な機能」とのことです。2020年といえばあと5年。もうすぐにこのような便利な機能を持った車が市販されるのですね。
我が家でもお盆や正月に高速道路はよく利用しますが渋滞の運転はとても疲れますし危険ですからね。少しでもそのような危険から守ってくれることは助かります。
グーグルの考える自動運転とは
自動運転を可能にするにはIT技術は欠かせません。そういう意味でグーグルもこれからの自動車開発において重要な地位にあります。
しかし今までのグーグルの考え方は『完全自動化』でした。つまりハンドルやアクセル、ブレーキがない。人間は発車と停止ボタンを押すだけ。一番危険な人間の操作を排除するものでした。
しかし先日、自動運転と手動運転を切り替えられる車を前向きに考えていると発表しました。人間には車の運転を楽しみたいという感覚が存在するということを考慮しての発言でしょうか。
確かにどんどん車を運転する人が減少している中、運転に楽しみを感じている層まで失ってしまったら、ますます自動車の需要は減少してしまいそうです。
これからどんな自動車が開発されるのか、『自動運転』はどこまで進化するのか興味はつきません。